Windows Homeユーザーには”net use”コマンドが便利
ネットワークにNASを追加した場合、NASのログインパスワードをPC(パソコン)のログインパスワードと合わせれば、NASアクセス時にパスワードを求められることは無い。
しかし、セキュリティー強化のためにNASのログインパスワードを強化(複雑化)すれば、PC(パソコン)起動時に長く複雑なパスワードを入力しなければならないし、定期的に変更するパスワードは年々長文になる傾向がある。
WindowsでもProfessionalならば、資格情報の管理からパスワードの管理が出来るので一度記憶させればパスワードを求められることは無いが、Homeの場合はそれが出来ない。
そんな時に便利なのが”net use”コマンド、テキストエディタでバッジファイルを作り、そのショートカットをスタートアップフォルダに入れればパスワード入力の手間が省ける。
Windows→アクセサリ→メモ帳を起動して・・・・・。
基本的な書式は、
net use ドライブ名 \\コンピュータ名\共有名 /user:ドメイン名\ユーザID パスワード
ドライブを指定すると、エクスプローラにネットワークドライブとして表示される。
net use z: \\nas\share /user:taroh 123abc
ネットワーク名”nas”の”share”フォルダを、”z”ドライブとしてマウントし、ユーザー名”taroh”とパスワード”123abc”でログイン。
ネットワークドライブとしてマウントする必要がなければ、”z:”を削除する。
net use \\nas\share /user:taroh 123abc
全て半角英数字で記述するが、半角スペースを忘れずに。
ファイル名を”login.bat”(任意)として保存する。
場所は何処でもかまわないが、誤って消す事のないようCドライブとした。
保存したファイルを右クリック→送る→ショートカットをデスクトップに作成、そのショートカットを選択して「ctrl+x」。
スタートボタン→すべてのプログラム→スタートアップで右クリック→開く。
スタートアップフォルダが開いたら「ctrl+v」で貼り付ければ終了。
PC(パソコン)起動時にバッジファイルが実行され、”z”ドライブとしてマウントされる。
起動時に、「ネットワークドライブに接続出来ません」のメッセージが表示される場合もあるが、そのまま放置すればマウントされるはずだ。
これでパスワードを複雑化したNASにワンクリックでアクセス出来る。
※メモ帳以外のテキストエディタでバッジファイルを作る際には、文字のエンコードに注意する必要がある。
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